損失について考える

FXは通貨を銘柄にして投資取引を行い、利益を求めていくことを目的とした金融商品になります。
2つの異なる通貨をお互いに売買しながら、外国為替市場の為替相場のレート変動を利用して価値を変化させ、利益を求めていくことになります。

世界の国々や地域で発行されている通貨を元に、それぞれの政治情勢や経済状況、時には戦争やテロ、大規模な自然災害、そして世界中の投資家の思惑などが複雑に絡み合い、24時間休むことなく、秒単位でその値を刻々と変動させていく為替レートを読み切ることは、ほぼ不可能に近いと言っていいでしょう。


しかしながらFXではこうしたところから利益を求めていかなければならず、多くの投資家はそのレート変動に翻弄され、少しでも利益を確保しようと小さな利益を取り込み、損失は絶対に被るべきではない、いつか反動して値を戻すはずだと下がっていく通貨の価値を目の前にしながらじっと我慢を続けて、結果大きな損失を被ってしまうのです。

これでは、FX取引で自分の資金を増やしていくことはできません。FXはギャンブルとは違い、一回ごとの勝負にこだわっていると、あっという間に資金が減り、FXそのものを止めざるを得なくなってしまうのです。

実は多くの投資取引がそうなのですが、FXでは一回の取り引きの勝敗にはこだわりません。
数週間、数ヶ月と長い期間を掛けて投資取引を繰り返して行い、そのトータルで資金が増えているか、減っているか、という所に勝敗の判断を持ってきています。

ですので、一回ごとの取り引きで勝つという事にはこだわらなくていいのです。そのかわり、FXでは、そのトータルでの利益率にこだわります。

例えば10回取引を行ったとして、その勝敗は5回ずつだったとします。それぞれに1万円利益があり、1万円の損失があったとすれば、これはプラスマイナスゼロになります。
FXで勝つ取引の場合には、この利益を1万にし、損失を5千円にすることを目指していきます。これにより2万5千円のプラスが出ます。

仮に、先の初心者が勝ちにこだわった心理状況をこれに当てはめます。
利益はすぐになくなってしまうかもしれないので小さく取り込んで5千円に、損失は値が反発するかもしれないと我慢し続けて大きくなってしまい1万円になりますので、2万5千円のマイナスが出てしまいまうのです。


このように、同じ勝率であっても、損失を小さく取り込むことにより、利益率を上げることができるため、FXでは勝つことができるのです。